R7年11月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

 ※総評:片桐基城

 ◎あっという間に秋が終わり、冬の気配に充ちてきました。俳句の素材が拡がっていますので

   頑張りましょう。管見とは文字通り「管を通してみる」鑑賞であることをご承知おきください。

   選外の方の中に準佳作にでもと云う俳句も有りましたが、あと一歩の精進を願うものです。

   (今月の俳句投稿数:23句。入賞句8句。選外が15句。短歌は2首でした。)

   今月特選句、該当者有りません。

   ※「俳句するに際しては先ず歳時記を捲って(めくって)この句に使用した季語の否諾を

    考えてみましょう。、句に対して妥当である季語が大切なのです。歳時記を読み返しましょう」。

   ◎今月の兼題は【冬支度】・【時雨】

   ◎来月の兼題は【年用意】・【山茶花】

寸評:推敲:選者=片桐基城先生                       

◎複数の句の投稿者の方へ:一人一句として居りますのでご了承お願い致します。

 ※今月より選外作品及び作品並びに投稿者名は掲載致しませんのでご了承願います。

  尚、選外の作品に於いて優秀句にちかい作品も多々ありますので、一層の奮起されますよう

  お願いいたします。

 (先生は投稿句全句を推敲成され、その中で佳句を一人一句として挙げて居ります。)

  ☆スマホでのグーグル語句検索を推奨致します。スマホ検索を上手に活用して下さい。

 ☆特選一句、秀逸一句、入選、佳作(全作品10句)

 【毎月の投稿〆切日=8日】

 

☆俳句の部 

 【林 弘:壬生二

秀逸:「手を止めて耳そばたてる夕時雨」

 ・寸評:読書中でしょうか、何かをしている時の事、細やかな音に手を止め耳を欹てると、

    さらさらと時雨ているのに気が付いた、その瞬間を捉えたその姿が見えてきます。

 

 

〔清澤 修:更に更に

入選:「朝日浴びキラキラ踊る露時雨」

寸評:凝結して水滴になった水蒸気を云う季語を的確に捉えています。そして更に、露時雨

    の様子を、上五から中七の十二文字で修飾したのがお手柄です。

 

〔渡邉孝之:江二

入選:「外灯のしろき灯りや冬支度」

寸評:街灯はいま、消費が少ない白色のLEDに切り替わっているそうで、ともすれば白っぽく

    見えるのでしょう。その触発に感銘しました。

   

 〔石岡ノブ:高根沢〕 

入選:「樟脳のにおいのこして冬支度」

寸評:昔は行李が活躍しましたが、現在は何処に置いても箪笥ですね。新しい箪笥と言えども、

    虫などの阻害を避くべき樟脳を巧みに詠っています。

 

〔苅部文子:矢板

佳作:「猫の毛も生え変えながら冬支度」

寸評:諸動物は人と異なって自然のままの宿命を抱え、天意に逆らわずまた己を顧みる事無い現象とでも

    言いましょうか。それとなく訴えていて良い句です。

〔金子敏枝:江二

佳作:「木々の葉が舞い散り落ちて冬支度」 

寸評:ひとつ前の猫の句に視られるのと同じ現象ですね。ですが、動物のそれと違った、自然の移ろいを

    心して詠っている素敵な句です。動的な中七に感銘。

 

〔大和佳子:松原

佳作:「老木に菰を巻き付け冬支度」

寸評:樹木に菰を巻き付けて冬に備えると云う、古来からのそれを決して煩わしいと思わず、自然の保育を

    大切に思う心の優しさを誇るでも無く詠われています。

 

〔石川けい子:城東二

佳作:「時雨日に赤い洋服着てランチ」

 ・寸評:中の睦まじい、そして若いご夫婦の昼食時の景がありありと眼に見えてくる句です。

 ※添削:句跨りになりますが。『赤い洋服でランチの時雨るる日』では如何。

 

☆短歌の部

 〔安保 孝:江二〕

・「普段から猫被っては知らんぷり飯の時だけ猫まっしぐら」

・寸評:普通の動物だけが抱えている自然な仕草といえましょう。猫を被るの諺を被っての、猫の動きを

    面白可笑しく捉えていると思います。

〔石岡ノブ:高根沢〕

 ・「何気なく草や虫にも寄り添えば幽かに聞こゆ地球の言葉」

・寸評:感地に生殖する草や虫になっての思いを、大きく膨らますような切断が素敵だけでなく小さいものから

    大きなものへの把握に感銘しました。

 

 ◎無鑑賞者名(選外):お名前と投稿作品は掲載致しませんのでご了承願います。 

 

※編集後記:細心の注意を払って誤植、脱字、書き違いが無いように編集して居りますが

      もしそのような事が有りましたらお許しください。又、文芸編集部までお知らせ下さい。      

 ご信者皆様の投稿 、奮ってご参加ご披露をお待ち申し上げます。  【毎月投稿〆切日=8日】

 投稿ご希望の方は事務所へ提出、若しくは宇清師、陽哲師、渡邉孝之までお申し込みください。

 投稿フォームでも受付しております。

 受付次第ホームページに掲載させて頂きます。  

俳句・短歌・詩・小説・マンガなど。あれもこれもご披露ください。