R7年3月の俳句:短歌:川柳 投稿壇
寸評:推敲:選者=片桐基城先生
※俳句するに際しては先ず歳時記を捲って(めくって)この句に使用した季語の否諾を
考えてみましょう。句に対して妥当である季語が大切なのです。歳時記を読み返しましょう。
●文芸編集部より
※複数の句の投稿者の方へ:寸評、添削は一人一句をして居りますのでご了承お願い致します。
(先生は投稿句全句を推敲成され、その中で佳句を一人一句として挙げて居ります。)
紙面の都合上、選外の作品は掲載致しませんので御了承の程宜しくお願い致します。
●今月の選外作品句は8句でした。
☆優秀句を一席~三席との表記を「天・地・人」としました。
他の表記は「◎」次点、「〇」次々点。
【毎月の投稿〆切日=10日】
☆俳句の部
〔青木幸子:事務員〕
天:「小さき手と春待ちの朝たわむむる」
・寸評:早く暖かい春にならないかなぁと願いながら、幼い子供さんと遊んでいるのですね。
団欒の光景が見えてきます。中七と季語を変えて。
・添削:「小さき手と戯れている春隣」
〔角田則子:今光一〕
地:「朝参り帰途に出合いし白き梅」
・寸評:物を見る目の表出に無駄な言葉が少なく動きも整っているので、あとは句の流れを
考えてみましょう。
・添削:「白い梅に出会うお寺の帰り道」
〔林 弘:壬生二〕
人:「寒月にあれもこれもと鍋奉行」
・寸評:今夜は何時もより寒いので、鍋料理にと用意し終えた後の食卓の様子が生々しく
見えてきますが、季語から思うと鍋奉行が効かないので。
・添削:「寒に入りあれもこれもと鍋奉行」
〔渡邉孝之:江曽島教区二〕
◎「冬霞天上の陽もかすみ」
・寸評:字足らずですが「天上界」の入力ミスと思えば結構な句です。辺り一面が霞に
覆われている中の「陽」に眼が止まったのですね。座五「霞む」と動詞にすれば
句が広がります。
〔清澤 修:壬生一〕
○「竹藪や春告鳥の節の宴」
・寸評:節の宴とは、節会・節宴と云う朝廷の宴会を言いますので、聴こえる鶯の啼く景を
素直に詠んでは如何でしょう。「や切」をやめて。
・添削:「そびらから啼く鶯のこえに酔う」
〔金子敏枝:江曽島教区二〕
●「雪の原あと探す子らの声」
・寸評:雪に覆われ、靴の跡すらも無い野原にて、つぶらな眼をもって懸命に探している
子供の顔が声が迫ってくる清純な句ですね。下五は想像できるので。
・添削:「雪原を声もて探す靴の跡」
〔大和佳子:松原〕
・「正月のマグロを少しネコのため」
・寸評:正月(新年)鮪(冬)の季重りの句で残念ですが、美味しい魚を飼描に残そうとする
心に、ぞっこん感銘しました。
・添削:「愛猫に膳の鮪をあげる夜」
〔金子龍夫:江二〕
・「初日の出上尾の道路に輝いた」
・寸評:掲句は「初日が輝いた」と言うだけで詩心が無く残念です。また、固有名詞は
成るべく避けましょう。もっと広く詠ってと副詞を入れました。
・ 添削:「村道をくまなく照らす初日の出」
〔角田和道:今光教区一部〕
・「朝参り霜踏む音に励まされ」
・寸評:霜を踏む音に励まされ・・・の「音」から心意気が伝わってきます。朝のお参りを
結びに持っていき、替りに擬音語を入れて。
・添削:「ざくざくと霜を踏みつつ朝参り」
☆川柳の部
〔福田時子:江曽島教区二部〕
・「見た目若痛む足腰老い実感気長にやろう躰のメンテ」
・寸評:見た目では若いけれど始まる老いの実の切なさを詠っているのですね。
見た目は敢えて言わないで。
・添削:「足腰に痛みに気が付く老いなれど初めてみようラジオ体操」
〔石岡ノブ:高根沢教区〕
・「ああこれもよくぞ使いし筆裁き紙面に繰り出す八面六臂」
・寸評:結びの四文字熟語から思うと、筆裁きに優れた書道の先生の意気込みを感じます。
それをまた、紙面に見せて居ると云うところから、躍動的な動きが見えてきます。
☆人生訓&人生標語
〔安保 孝:江曽島教区二部〕
・「ふくめんし一礼したらあら不思議お先真っ暗ふくめんメガネ」
・寸評:普段したことの無い覆面をしてみたら、目の前は何もかも見えなくなったのは
不思議ではなく当たり前ですね。
・添削:「サングラス掛けて屈むと世はすべて真っ暗闇になる不思議」
※編集後記:細心の注意を払って誤植、脱字、書き違いが無いように編集して居りますが
もしそのような事が有りましたらお許しください。又、文芸編集部までお知らせ下さい。
ご信者皆様の投稿 、奮ってご参加ご披露をお待ち申し上げます。 【毎月投稿〆切日=10日】
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投稿フォームでも受付しております。
受付次第ホームページに掲載させて頂きます。
バックナンバー
・令和7年3月度
新着情報
〇YouTube公開
「いっしょにお看経してみませんか?」
本堂で一緒にお看経しているような気分になれる30分ほどの動画です。
みなさんも一緒にお看経してみませんか?
〇「常に照らさん常照寺」 YouTube公開
先住・井上日宇御導師が作詞をされました
「常に照らさん常照寺」をYouTubeで公開しました。
〇本堂の左前、お塔婆の前に線香台を設けました。お塔婆を建立された方は、ぜひ、本堂でもお線香をあげてください。
