R7年10月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

 ※総評:片桐基城

 ◎十月に入り、優雅で涼しい秋に・・・と思ったところ寒い秋になりました。

  今月は当初、句が何時もより低いかな・・・と思いつつ読んでみると、どうしてどうして数多く

  佳い句に出逢いました。皆様の俳句に対する熱意と精進の結果であろうかと思っています。

  

   ※「俳句するに際しては先ず歳時記を捲って(めくって)この句に使用した季語の否諾を

    考えてみましょう。、句に対して妥当である季語が大切なのです。歳時記を読み返しましょう」。

   ◎来月の兼題は【冬支度】・【時雨】

   ◎今月の兼題は【鰯雲】・【薄紅葉】

寸評:推敲:選者=片桐基城先生                       

◎複数の句の投稿者の方へ:一人一句として居りますのでご了承お願い致します。

 ※今月より選外作品及び作品並びに投稿者名は掲載致しませんのでご了承願います。

  尚、選外の作品に於いて優秀句にちかい作品も多々ありますので、一層の奮起されますよう

  お願いいたします。

 (先生は投稿句全句を推敲成され、その中で佳句を一人一句として挙げて居ります。)

  ☆スマホでのグーグル語句検索を推奨致します。スマホ検索を上手に活用して下さい。

 ☆特選一句、秀逸一句、入選、佳作(全作品10句)

 【毎月の投稿〆切日=8日】

 

☆俳句の部 

  【石岡ノブ:高根沢

特選:「山あいを優しく纏う薄紅葉」  

・寸評:ほんのりと、優しく紅葉し始めている山間を眺めて、感動している様子が手にとるように

    解る句です。中七文字で纏めた捉え方が、周囲を活き活きと醸し出してくる素敵な句です。

 

 【渡邉孝之:江二

秀逸:「ゆるゆると湖沼に浮かぶいわし雲」

 ・寸評:湖沼は湖や沼の総称ですが、その湖や沼に浮かんでいる鰯雲に感動したのですね。唯、上五

    文字「ゆるゆる」は「緩緩」「揺る揺る」の何方でしょうか。平仮名で曖昧になりましたね。

 

〔石川けい子:城東二

秀逸:「化粧して出番待ってる薄紅葉」

寸評:山々が草や樹が、うっすらと紅葉し始めている景を、女性のお化粧に置換しての奇麗な

     句心に置換されています。作者が女性であるからこその発想句とも言えますね。

     

〔大和佳子:松原〕

入選:「山間のところどころに薄紅葉」

寸評:先の、山あいの薄紅葉の句と同じ情景に触発されたのですね。山あいの情景に感動している

     様子が見えてきます。その把握に感動しましたが、中七文字をもっと効果よく捉えたいですね。

 

〔金子敏枝:江二

入選:「夕日浴び里山かざる鰯雲」

寸評:前の句は、朝方を詠っていますが、掲句は夕方になって見られる景色ですね。鰯雲が夕日に

     染まった田畑や雑木林を抱えた人里の一帯を奇麗に飾ってくれている素晴らしい句です。

 

 〔清澤 修:壬生一〕 

入選:「朝日浴び群れなし遊ぶ鰯雲」

寸評:朝日に染まった鰯雲の空の景が動いて見えてくる句です。悠々と空を牛耳っている鰯雲にも見えますね。

    一句一動詞としたいところ動詞が多いのが残念です。

 

〔林  弘:壬生二

佳作:「子供らの球音髙し鰯雲」

寸評:秋を讃える総称を地に「球音」天に「鰯雲」に捉えた秋らしい素敵な句です。俳句は一句一動詞でと

    言いますが、形容詞「髙し」が変わり役を果たしています。過去形は避けましょう。

 

〔角田則子:今光一

 

佳作:「鰯雲母と見上げた幼き日」

寸評:秋に見られ秋の総称でもある鰯雲は、低気圧や前線が近づいているときに現れ、雨や雷雨の兆しとも

    言われていますが、ふと見上げた空のそれに、幼い頃の思い出が重なって見えたのですね。

 

〔大和佳子:松原

 

佳作:「見上げればそこに美事な鰯雲」

寸評:何気なく、空の大気を見上げてた時の様子が、眼に映って見えてくるような句です。言わずとも

    十七文字で詠うのが俳句ですが、掲句は「何気なさ」が隠れた言葉として活きています。

 

〔福田時子:江二

 

佳作:「山々にそっと顔出し薄紅葉」

 ・寸評:紅葉し始めている山に気が付いたのですね。紅葉はじめた様子を、中七文字によって、素晴らしく 

    捉えられていると思います。副詞「そっと」で、句が活き活きとしています。

 

☆短歌の部

 〔安保 孝:江二〕

・「幸あれと老後のために蓄えんお金たまらず贅肉たまる」

・寸評:成程と思う心を、奇麗に纏められていると思います。敢えて言えば、「・・・蓄えん」の助動詞「ん」

    は避けて、「蓄える」では?。贅肉が溜まってしまうとは、皮肉に面白く捉えていますね。

 

 ◎無鑑賞者名(選外):お名前と投稿作品は掲載致しませんのでご了承願います。 

 

※編集後記:細心の注意を払って誤植、脱字、書き違いが無いように編集して居りますが

      もしそのような事が有りましたらお許しください。又、文芸編集部までお知らせ下さい。      

 ご信者皆様の投稿 、奮ってご参加ご披露をお待ち申し上げます。  【毎月投稿〆切日=8日】

 投稿ご希望の方は事務所へ提出、若しくは宇清師、陽哲師、渡邉孝之までお申し込みください。

 投稿フォームでも受付しております。

 受付次第ホームページに掲載させて頂きます。  

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