R8年4月の俳句:短歌:川柳 投稿壇  

 ※総評:片桐基城

 ◎満開だった桜も、葉桜と成っての季節となりました。

   しかし未だ春炬燵の離せない毎日です。

  月を追う毎に完成句・整った句を拝読しています。皆様の日頃の精進の

  賜物でしょう。季節の変わり目を乗り切って俳句しましょう。

   (今月の俳句投稿数:29句・入賞句10句・選外が19句・短歌は1首でした。)  

 

     ※今月特選句、該当者なし。

 

   ※「俳句するに際しては先ず歳時記を捲って(めくって)この句に使用した季語の否諾を

    考えてみましょう。、句に対して妥当である季語が大切なのです。歳時記を読み返しましょう」。

   ◎今月の兼題は【朧】・【桜】・【雀の子】

   ◎来月の兼題は【若葉】・【風光る】

寸評:推敲:選者=片桐基城先生                       

 選外の作品に於いて優秀句にちかい作品も多々ありますので、一層の奮起されますよう

  お願いいたします。

 (先生は投稿句全句を推敲成され、その中で佳句を一人一句として挙げて居ります。)

  ☆スマホでのグーグル語句検索を推奨致します。スマホ検索を上手に活用して下さい。

 ☆特選一句、秀逸一句、入選、佳作(全作品30句)

 【毎月の投稿〆切日=8日】※締め切り前の提出大歓迎。

 

☆俳句の部 

〔大和佳子:松原

秀逸:「中禅寺湖畔の桜固つぼみ」 

 ・寸評:春の兆しを視る今なお、寒さに耐えながらまだ硬く閉じた桜の蕾が、目の前に

    迫って見えて来る句です。句またがりが気にならない座五文字の効果的。

    

【内田弘子:寺内】

秀逸:「梅が散り桜満開牡丹待つ」

寸評:言うまでも無く、俳句は一句一動詞一季語が原則と解り切っていながら、刻の移ろいが

    視える佳句。「目に青葉山ほととぎす初鰹」素堂を思い出します。

 

〔渡邉孝之:江二

入選:「小砂利よけ小虫啄む雀の子」

寸評:巣立ちした雀の子は、親鳥が与えてくれる青虫などに倣って小さな石ころをひっくり返して

    は探している動作が活き活きと視えてきます。

 

〔角田則子:今光一〕 

入選:「思い出の桜並木を行く二人」

 寸評:一読、一句一動詞詠法にあっての助詞の使用が適時であって、非の打ち所が視られない完成句

    です。唯単に「・・・行く」だけでない動きが欲しい句です。

 

〔林  弘:壬生二〕 

入選:「トタン屋根顔傾げたり雀の子」

寸評:中七文字の一字一字から、まだ親鳥に甘え切っている、春先の雀の子の仕草が巧みに捉えられて

    いる句ですが、上五に助詞を入れて『屋根視て』とか。

 

〔清澤 修:壬一

佳作:「ふわふわと朧に見える白日夢」

寸評:朧の世界のその味わいを、空想の世界から現実的に視ようとしているのですね。

    上五文字の副詞の使用によって、格別に活きている入選に値する句です。

 

〔山崎昌子:城東二

佳作:「和姿や桜の下で茶の香り」 

 ・寸評:花筵にあって、和服姿の友人が同志が、茶を味わいながらの歓談の景が、活き活きと

    眼に映ってくる句ですが、動きを入れ『茶を啜る』『茶を注ぐ』とか。

 

〔金子敏枝:江二

佳作:「六地蔵はなびら纏い微笑みて」

寸評:視六地蔵が並ぶ京都の景でしょうか。折しも散り始めた桜の花弁を身に、微笑みの像が

    視えてきます。構成を変えて、添削:『微笑んで花弁まとう六地蔵』では。

 

〔石岡ノブ:高根沢〕

佳作:「朧夜にボール蹴る子ら弾む声」

 ・寸評:朧に暗くなりかけた、春のひと刻の遊戯の有り様が健康的な声が、薄い闇夜の帳を縫って

    聴こえてくる句です。『ボル蹴る子の・・・』と助詞が必要な句です。

 

〔苅部文子:矢板〕

佳作:「チュンチュンと会話楽しむ雀の子」

 ・寸評:親鳥に甘えての鳴き声でしょうか。小雀が親鳥に啼く声を会話と捉え、そして

    そう捉えた、会話に楽しんでいる雀の子の像が、明るく視えてきます。

 

〔清澤 修:壬一

注意句:「東雲の水面に散りし夢見草」

・寸評:この「夢見草」は桜の事を言った言葉ですが、一般的に出回っている歳時記には

    表記されていません。理由は兎も角、避けたほうがいいかと。

 

☆短歌の部

 〔安保 孝:江二〕

・「人生は長い旅路さ出会い劇共に歩むも最後はひとり」

 

◎選外句(19句:敬称略)

★しみじみと桜眺めて時わする:福田時子 ★開花待ち一喜一憂の桜かな:稲川容子

★お堀端水面に映る桜かな:金子龍夫   ★雀の子拙き舞に目を細め:稲川容子

★雀の子うちの庭先幼稚園:角田和道   ★道端に小雀落ちて親を待つ:内田弘子

★花の風頬ぬくめつつ吹き抜けり:渡邉孝之★お堀沿いさくら喧騒忘れさせ:金子敏枝

★桜舞う袖をなびかせ友と会う:山崎昌子 ★チュンチュンと餌のおねだり雀の子:清澤 修

★散歩中空見上げれば朧月:大和佳子   ★雀の子日の出とともにダンシング:大和佳子

★父よりも生きた証に顔朧:林 弘    ★さわさわと奏で集うや草朧:渡邉孝之

★抜き足で近ずき小声の雀の子:石岡ノブ ★年重ね桜の開花待ちわびる:福田時子

★朧月誘われ歩く朧月:苅部文子     ★満開の命短し桜かな:苅部文子

★薄紅の花に患い一句詠み:石岡ノブ

 

※編集後記:細心の注意を払って誤植、脱字、書き違いが無いように編集して居りますが

      もしそのような事が有りましたらお許しください。又、文芸編集部までお知らせ下さい。      

 ご信者皆様の投稿 、奮ってご参加ご披露をお待ち申し上げます。  【毎月投稿〆切日=8日】

 投稿ご希望の方は事務所へ提出、若しくは宇清師、陽哲師、渡邉孝之までお申し込みください。

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 受付次第ホームページに掲載させて頂きます。  

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